G大阪が超アウェー戦法で1次リーグ突破へ前進する。9日のACLメルボルン戦に向けて6日、関西空港からオーストラリアへ出発した。西野朗監督(53)は「守備的になっていい。勝ち点3も1も変わらない」と、引き分けOKの姿勢を打ち出した。過密日程のなか、香港経由で18時間の移動を強いられて、攻め続けるのは体力的にキツい。右足首ねんざのFW播戸が欠場し、守備重視は妥当な策だ。

 その1つが、DF水本を公式戦5試合ぶりに先発復帰させての3バックだ。「相手は上背があるから、制空権で苦しめられる。(山口、中沢のセンターバックに)1人加えるのも手」と、西野監督。展開次第では5バックで守る。勝てばG組首位浮上の可能性もあるが、メルボルンとは23日にホーム万博で再戦するため「そこで勝つことが大事」。アウェーでは確実に勝ち点をもぎとる。【北村泰彦】