元日本代表FW大黒将志(28)が1日、新天地でスタートを切った。6月30日にトリノから東京Vへの完全移籍が決まり、東京・稲城市のグラウンドで行われた練習に早速合流。午前午後とフルメニューを消化した。ピッチ半面を使った4対4も18本こなし、シュート6本で無得点。キックがミートしない場面もあり、実戦勘には課題を残したが、「楽しかった。コンディションを上げるためにはきつい練習もやらないと」と前向きだった。

 目標は06年W杯ドイツ大会を最後に外れている代表への復帰。「点に絡んでチームの勝利に貢献し、代表へ戻りたい」と意欲を見せた。獲得を熱望した柱谷監督は「ゆくゆくは彼を軸に考えたい」と期待。レアンドロを2列目に下げ、フッキと2トップを組ませるプランも明かした。背番号は「36」に決まり、早ければ5日の千葉戦(味スタ)でJ復帰する。