J2仙台が、ブラジル人選手調査のため前監督の望月達也クラブスタッフ(45)を現地に派遣していたことが3日、分かった。複数の関係者が明かした。6月下旬から約1週間、複数の選手と接触したもよう。すでに帰国し、情報を精査している。シーズン途中での獲得可能性について、関係者は「何とも言えない。広く情報収集をしている」と明言を避けた。現地調査実施で、クラブの「助っ人」熱望度は高いと思われるが、金銭面で折り合いがつくかカギのようだ。

 複数の関係者の話を総合すると、FWやボランチなど、中央のポジションを中心に即戦力を調査。獲得となれば、J1昇格への切り札となり得る。仙台は自動昇格圏内の2位に、あと1歩の状態が続いている。横浜FC、甲府と並んでリーグトップの「7」ドロー。後半戦で勝ちきるための「特効薬」を獲得するか、注目だ。【山崎安昭】