腰痛と左もも裏痛から回復した清水FW矢島卓郎(24)が復調気配を見せている。8日のミニゲームで1得点し、6日のサテライト練習試合磐田戦でも2得点。12日神戸戦(日本平)でのリーグ戦5試合ぶりのメンバー入りに意欲十分で、リーグ戦計5得点のFW陣の競争を激化させ、決定力アップにもつなげる。

 矢島について、長谷川監督は「少しずつ良くなっている。サテライトとはいえ点を取った。ここから上向きにいってくれれば」と評価。「さらに決定力を上げていくにはFWに競争させて『結果』って気持ちを持ってもらわないと」と、矢島復帰を刺激に、さらなる競争を求めた。矢島本人は「運動量をもっと増やさないと」と厳しいが、途中出場した2日ナビスコ杯鹿島戦で公式戦復帰。復活への階段を着実に上っている。「(神戸戦に)出られる準備をしたい。ゴールを取れるように」。今季FW陣の柱と期待される矢島は、本領発揮の時に備えている。