磐田の新外国人MFロドリゴ(27)が、26日の東京V戦(ヤマハ)で先発デビューすることになった。選手登録に必要な国際移籍証明書が届き、24日の紅白戦では満を持してレギュラー組でプレー。「体調は80~90%。試合勘は、試合を重ねていくことで取り戻す」というボランチに、内山監督も「限られた時間の中で、やりながら慣れていくしかない。彼らの公式戦に対するアドレナリンは違うものがあるしね」と託した。

 来日して、まだ2週間。かじ取り役を担うボランチで重要な「指示の言葉」に、とまどう場面もある。ただ「ギリシャ、フランスでプレーして、その国の言葉の大切さを分かっているから、必死に日本語を覚えようとしている」と柳下コーチ。ロドリゴも「練習からDF陣とコミュニケーションを取るようにしている。不足分は、気持ちでカバーする」と言った。命運を握る男が、デビューする。