<国際親善試合:横浜1-1ボーフム>◇31日◇日産ス

 ボーフムMF小野伸二(28)が、日本でのプレーで代表復帰への思いを強めた。横浜との親善試合後の会見。「(代表でのプレー願望は)常に持っている。代表でやることは誇りに思えるし、そこに向かっていつも準備をしている」と言い切った。

 UEFA杯優勝を経験したフェイエノールト時代もなかった、初の凱旋(がいせん)試合。試合後の場内一周では、ファンの温かい声援を受けた。青いユニホームをまとっての、国際Aマッチを思い出させる光景に、表情がほころんだ。

 来日翌日の試合で、コンディションは良くなかった。それでもスルーパスやサイドチェンジで、何度も決定機を演出した。後半33分に退くまで、視察した大熊コーチら6人の岡田ジャパンスタッフの脳裏にも、印象をしっかりと焼きつけた。1日にはチームとともにドイツへ戻る。「代表復帰につながるよう、ドイツで結果を残したい」と決意を新たにした。