コンサドーレ札幌のGK佐藤優也(22)が、北京五輪に出場できなかった悔しさを9日の大宮戦(札幌厚別公園競技場)にぶつける。3月の五輪代表候補合宿に初めて招集されたが、メンバーからは漏れた。同代表は7日、1次リーグ米国戦でメダルへの挑戦をスタート。この日の札幌・宮の沢での練習後、佐藤は「同じ年代の選手たちとやって合宿は刺激になった」と大舞台で戦う仲間に思いをはせた。

 正GKの高木が7月20日の神戸戦でレッドカードを受けて一発退場となり、2試合の出場停止処分中。だが、14試合ぶりに先発した7月27日新潟戦で、佐藤は2失点を喫し、チームも敗れた。今季先発したリーグ戦は4戦全敗、ナビスコ杯も2分け3敗。「ついていないところもあった。(昨季からリーグ戦15試合負けなしの)厚別の力を借りて勝ちたい」と気合を込めていた。