札幌は22日、07年の三浦監督就任以降では初めて2日連続非公開練習を実施した。24日のアウェー横浜戦を前に、練習場所さえ公表せず、マスコミだけでなくファンもシャットアウト。練習でも現場スタッフがグラウンド横に陣取り警戒するなど物々しいムードだったという。前節の京都戦に敗れて最下位に転落、もう後がないチームは戦術などを見直しているとみられ情報漏えいに注意を払った。

 今季はこれまでに5度、練習非公開があったが、初の2日連続は危機感の表れだ。報道陣への取材対応も三浦監督とチーム側が選んだ選手1人だけで、練習場所から札幌・宮の沢のクラブハウスまで移動して応じた。三浦監督は「練習内容?

 お話できません」「(横浜戦)メンバー?

 言えません」と、ほぼノーコメント。選手で唯一、取材対応した主将のMF芳賀は「選手たちのムードもピリピリしてきた。この状況であれば仕方がない」と話していた。