ひと皮向けたプレーを、24日の徳島戦で見せる!

 J2仙台MF関口訓充(22)が、ドリブル突破に固執しない考えを示した。22日の練習後、居残りで左クロスを蹴り続けた。仙台のサイド攻撃のキーマンが、勝利で逆襲ムードを生むためにも、ドリブル一辺倒のスタイルをチェンジする。

 プロ入り後得点した10試合は無敗(6勝4分け)という関口弾で勝利に導くかと思いきや、考えは違った。「勝たないと後がないので(点は)誰が取ってもいい」。徳島戦で2試合連発中だが、得点機の演出に全力を注ぐ。「得点する人以外のムダ走りが必要。決まりはないけど、気づいたときに走る」と話した。

 ドリブル勝負が、ばれているのも変身の理由。「マークが2枚くることが多い。多少無理でもクロスを上げられれば、相手の対応も変わって、またドリブルもできる。居残りでやったクロスの感触はいい」。関口がドリブルを自重し「クロス供給マシン」と化す。【山崎安昭】