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名古屋7度目も跳ね返された/ナビスコ杯

前半、名古屋FWヨンセンがゴールを狙うも得点ならず。GK下川(共同)
前半、名古屋FWヨンセンがゴールを狙うも得点ならず。GK下川(共同)

<ナビスコ杯:(2)大分1-0名古屋(1)>◇準決勝第2戦◇7日◇九石ド※カッコ内は2戦合計得点

 ピクシー名古屋が準決勝で敗退した。大分との第2戦をアウェー・九石ドで戦い、0-1で惜敗。3日の第1戦(瑞穂陸)は1-1と相手にアウェーゴールを与える形で引き分け。これが響き、J1屈指の堅守を武器にホームで今季無類の強さを誇る大分の守備陣を崩しきれず、1分け1敗で涙をのんだ。7度目の挑戦で初の決勝進出を狙ったが、またも準決勝のカベにはね返された。

 準決勝のカベは厚かった。7度目の挑戦も実らず、無念の敗退。ストイコビッチ監督は1点を追う後半31分にDF阿部を下げDF吉田を前線に投入。信念の4バックを1人削っての思い切ったパワープレーに打って出た。最後は5トップ気味の超攻撃布陣で決勝進出への執念を示したが、ネットが揺らせなかった…。敗退を示す無念のホイッスルが鳴ってもピクシーは、しばらくベンチから立ち上がらなかった。

 決勝進出には絶対に得点が必要だった第2戦。名古屋は第1戦をぎっくり腰のため欠場したMF中村が先発復帰した。開始から両サイドからのクロスを主体に積極的に攻めて出た。互いに初の決勝進出がかかる一戦は時間を追うごとにヒートアップした。前半37分にはハイボールを競り合ったFWヨンセンと相手GKが交錯。これを契機にMFマギヌンと大分DF上本が小競り合い。マギヌンが警告をもらった。両チームの選手が駆け寄り、一触即発の雰囲気も漂った。

 緊迫感が漂う中、前半を0-0で折り返して迎えた後半。名古屋は何としても欲しかった先制点を大分に奪われた。4分に大分FWウェズレイのミドル弾でゴールネットを揺らされた。これをきっかけに、守備的な戦いを得意とする大分がさらに守備的になった。途中、マギヌンが左足で放ったシュートがポストを直撃するなど惜しい場面もあったが、無得点。結局2戦とも元名古屋のエースにやられてしまった。

 初の決勝進出への願いを込め、ベンチ脇には千羽鶴がつり下げられた。ホームでの第1戦で来場したサポーターがメッセージを書き入れて折った鶴で作成した特別品。クラブが大分まで運んで“お守り”としたが歴史を塗り替えることはできなかった。気を取り直し、立ち上がるとサポーター席前まで足を運び選手全員を握手でねぎらったストイコビッチ監督は「ゲームには負けてしまったが、私は選手を誇りに思う。しっかり戦ってくれた。今後もスタイルを変える必要はない。次はJリーグに集中していきたい」と話した。

 [2008年9月8日12時6分 紙面から]


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