1カ月後には守護神完全復活だ。左ひざを痛めた大分GK西川周作(22)が、10月18日の東京戦(九石ドーム)に復帰の照準を定めた。17日、クラブは左ひざの後十字じん帯損傷で全治3週間と診断されたと発表。この日もアイシング治療に専念した西川は「10月18日の東京戦に万全の態勢で復帰できればいい」と、1カ月の戦線離脱を覚悟した。

 余裕を持った復帰プランには訳がある。診断結果はひとまず発表されたが、まだ不安はぬぐい切れていない。半月板など、じん帯以外も負傷している疑いも残っているため、20日に福岡市内の病院で再度、精密検査を受けることになった。再診断の結果次第では、全治が3、4週間に延びる可能性もあるという。

 負傷した13日の浦和戦から3週間目の10月4日には川崎F戦(等々力)があるが、その後、W杯最終予選のためリーグ戦は2週間中断する。川崎F戦を回避すればリハビリに余裕が持てる。「日本代表のことも頭に入れず、チームでしっかりしたパフォーマンスができるようにしたい」。全治4週間と再診断されても復帰可能な「10・18」に向けて西川がリハビリに励む。