J2福岡は天皇杯3回戦で、同じJ2勢の水戸と顔を合わせる。

 「最難関」を突破してJ1と腕試しだ。福岡-水戸戦は、3回戦のカードで唯一のJ2対決。福岡の篠田善之監督(37)は「J1と対戦して、自分たちが、どのレベルにいるのか知りたい。そのためには、しっかり水戸に勝たなければならない」と意気込んだ。

 水戸には今季2連勝だが、2試合とも失点しての1点差勝ち。リーグ戦でも26日に対戦を残している。MF中村北斗(23)は「まだ対戦がある相手だし、次のリーグ戦に向けて、流れ良く行きたい。J1ともやりたいし」と、内容の伴った勝利を求めた。11日の練習では、レクリエーションゲームでGKを担当。「子供のころはキーパーが好きで、グローブも持っていた」というポジションで、ダイビングキャッチやパンチングを見せ、笑顔で練習を終えた。ビデオ分析など事前準備も、リーグ戦と同じ態勢。「特別なことをせず、自信をつけつつある、今のアビスパの戦い方を継続する」(篠田監督)と、普段着サッカーで5大会連続の4回戦進出を目指す。【佐藤千晶】