大分復堅!4戦ぶり完封で暫定2位/J1
<J1:大分1-0東京>◇第29節◇18日◇九石ド
リーグ&ナビスコ杯2冠奪取へ「カメナチオ」復活だ。大分が、直接FKで決めたMF鈴木慎吾(30)の今季リーグ戦初ゴールを守り抜き、東京に1-0で快勝。連敗を2で止めるとともに、4試合ぶりの完封勝利で暫定2位に再浮上。シャムスカ監督(43)も、ナビスコ杯とリーグの2冠挑戦を高らかに宣言した。
「堅守大分」の真骨頂だった。前半24分。MF鈴木の左足から生まれた豪快な先制FKが、試合の流れを引き寄せた。自陣からのロングボールを日本代表帰りのFW森島、ウェズレイとつなぎ、ゴール前22メートルの位置でFKを獲得。一緒に並んだウェズレイを警戒する東京守備陣をあざ笑うようにネットを揺らした。
鈴木 GKの正面に蹴れば隅にいくと思っていた。昨日FK練習に付き合ってくれた(GK清水)圭介のおかげです。
ゴール前でわずかにコースを変えながら勢いよくネットを揺らした先制弾。3日に長男が生まれた清水への祝砲とゆりかごパフォーマンスでチームのきずなはさらに高まった。3トップ気味に攻めてくる東京に対し、左MFの鈴木が3バックのDFラインに加わり対応。さらに追撃態勢にでる東京を4バック、5バックと臨機応変なシステム変更で封じ、前節3失点した守備を立て直した。
前節からの2週間で守備陣が何度もマークの受け渡しなど連係を再チェック。チーム得点は29試合で31得点だが、何度も意見をぶつけ合い、失いかけた「堅守速攻」のスタイルを貫くことを確認しあえたことで、持ち味を取り戻した。
鈴木 決定力不足と言われるが、その中で勝ってきた。耐えることができた。大分らしさが戻ってきた。
先制点を挙げた公式戦はこれで21試合無敗(18勝3分け)。2週間後に迫ったナビスコ杯決勝(11月1日・国立)に向けても、流れを引き戻す大きな1勝だ。
シャムスカ監督 両方のタイトルに挑める位置にいる。夢が目の前にある。そのチャンスをつかむために一生懸命頑張るだけ。
悲願のJ1タイトルへの道を、一時停止していた大分イレブンが再び走り出した。【村田義治】
[2008年10月19日11時32分 紙面から]
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