守備だけでなく攻撃でも魅せる-。清水DF高木和道(27)が22日の練習後、シュート練習を行った。クロスをシュートする居残り練習は普段から行っており、目新しいものではない。だが、26日に対戦するG大阪はリーグ5戦負けなしと上り調子なだけに「1点勝負の試合が多いから、セットプレーも大事になる。勝つしかないですから」と、より意欲的に取り組んだ。

 そんな主将の姿に、長谷川監督も「(高木)和道はセットプレーからヘディングの得点がない(今季リーグ戦は足での1得点)から、自分で(考えて)やっているんじゃないかな」と、ほおを緩めた。この一戦はリーグ戦だけでなく、大分とのナビスコ杯決勝(11月1日、国立)へ向けても重要になる。「チャンスはあるし、決めきれるかどうかだと思う」と高木和。チームをさらに勢いづかせるべく、守備陣の要が攻守で全力を尽くす。