「中中コンビ」の2戦連続ゴールで、J1東京を撃破だ!

 3日の天皇杯4回戦で先発出場するJ2仙台FW中島裕希(24)と中原貴之(23)が2日、チームを勝利に導くゴールを誓った。ともに10月26日のC大阪戦でゴールを挙げ、上り調子を自覚。J1昇格へのラストスパートを加速させるためにも「アベック弾」を東京にお見舞いする。

 C大阪戦のゴールが、若いFWコンビの顔つきを変えた。「結果を出さなければ」という重荷が下りた「中中コンビ」。中島、中原の2人が、個人的にも、ベガルタにも自信を植え付ける1発を決める覚悟だ。

 中島

 J1相手に勝てればリーグ戦(9日広島戦)にも勢いをつけて入れる。セレッソ戦で2得点した勢いのままいきたい。

 中原

 結果が出るように頑張るだけ。セレッソ戦で、誰が点を取っても勝てれば良かったけど、FW2人が点を取ったのは大きい。また狙います。

 FWナジソンが右足を故障し、別メニューが続いている。東京戦で結果を出せば、リーグ戦の先発の座を確保することも可能だ。中原は「結果を出せば、ナジソン(の回復具合)を気にしなくていい」と、目をギラつかせた。

 「中中コンビ」は、ともに今季リーグ5得点で、ここまで期待通りの活躍はしていない。2人はそのことを自覚した上で、リーグ残り4戦での爆発を狙っている。中島が「意識しあって成長したい」と話せば、中原も「得点数が少ないけど、2人で(得点を)重ねていければ、いい結果が出る」と意気込む。昇格への活力にするため「J1食い」を果たす。【山崎安昭】