鬼嫁、大歓迎です!

 コンサドーレ札幌が12月から始まる契約更改で異例の「妻同伴OK」の姿勢を見せた。クラブ関係者は5日、「選手の奥さんが一緒に来てもらって、話を聞くのはかまわないと思う。代理人とかも同席しているわけだから」と話した。契約更改の長期化を防ぐため、柔軟な対応をしていく構えだ。

 J2降格の来季は緊縮予算でトップチーム人件費は大幅減必至。年俸は1人平均約20~30%減と厳冬更改は確実な状況だ。結婚している主力選手の妻にとっても、家庭を守る“金庫番”として、仮に大幅減俸となれば、簡単に納得できる話ではない。過去の契約更改でも年俸について「奥さんからも言われていますから、粘らないといけない」と話す選手もいたほど。そこでクラブでは選手の妻にも減俸理由を説明し、了承を得ることが大事ととらえている。

 クラブは今月末に来季契約条件を全選手に提示し、12月6日のホーム鹿島戦終了後、本格的な契約更改をスタートさせる。クラブ関係者は「来季に向けて早くスタートを切ったほうがいい」と言う。賃金闘争を早々に終結させ、来季に向けて気持ちよく準備することが、新シーズンへの第1歩になる。