清水長谷川健太監督が磐田オフト監督との対戦に向け、必勝を誓った。「お互いに意地と意地のぶつかり合いになる。負けたくないし、当然勝ちに行く」。J1残留争いに苦しむ磐田にも、勝ち点を譲る気はまったくない。

 オフト監督とは、日本代表の選手と監督として、92年のアジア杯で初優勝。93年10月28日には「ドーハの悲劇(W杯最終予選イラク戦での終了間際での引き分けで本大会初出場を逃す)」を経験した。その後、S級ライセンス取得の研修で、浦和の指揮を執っていた同監督のもとを受講したこともあった。「守備の戦術でなるほどなと思ったことがある」。選手としても監督としても、学んだことは多かった。

 初対決を前に敵将を「理論もあり、堅実なサッカーをする」と、分析。18歳差のJ1最年長監督に勝利し、名将への階段を一気に駆け上る。【為田聡史】