日本協会の犬飼基昭会長(66)が28日、天皇杯のベストメンバー問題で「軟化」した。当初はリーグ戦と比べて大幅に戦力を落としたJクラブに厳罰を科す意向を示し、同杯実施委員会で罰則規定の新設など抜本的な改革を検討していた。だが、この日「何がベストなのかといちいち言うのもおかしい。私としては規定をつくるのは反対。処罰しても再発防止にならない」と現行制度下では難しいとの見解を示した。ただ、26日の天皇杯G大阪戦で主力12人をベンチから外した磐田については「社長と話をしようと思う」と年明けに直接事情を聴くつもりだ。