J2湘南は11日、北京五輪代表監督の反町康治氏(44)が来季の監督に就任すると発表した。クラブ側は五輪代表に加えて、新潟を01年から5シーズン率い、J2から昇格とJ1定着に導いた手腕を高く評価。若手育成を含めた長期的なチーム強化を期待している。年明けの新体制発表を機に本格始動する。

 この日、都内でJリーグ技術委員会に出席した反町氏は「J1昇格に向けて、自分の持てる力を最大限に出して頑張りたい」とコメントした。五輪後に複数のJクラブからオファーを受けたが、休養とサッカーの見識を深めることに専念。今月初旬まで約3週間、現在ブンデスリーガ首位のホッフェンハイムで研修を受け「刺激になった」と現場復帰を決意した。94~97年に前身のベルマーレ平塚でプレーしたOB監督として、古巣の再建に乗り出す。