神戸が元日本代表で川崎FのFW我那覇和樹(28)を獲得することが24日、内定した。年内にも正式発表される。

 オシム体制で代表に招集された我那覇は、今季はリーグ戦の出場が15試合2得点にとどまり、沖縄・宜野湾高から加入し10年間プレーした川崎Fから戦力外通告を受けていた。複数のクラブが獲得に関心を示していたが、エース大久保がボルフスブルク、FWレアンドロがG大阪への移籍が濃厚になって、計算できるFWの獲得が急務だった神戸が獲得にこぎ着けた。

 今季リーグ10位に沈んだ神戸は来季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権の獲得を目標に掲げている。大久保とレアンドロの抜ける穴を埋めるべく、ACLを経験している我那覇以外にも実績のあるFWの獲得に乗りだしている。日本代表候補に選出された東京のFW赤嶺真吾(25)にはすでにオファーを出しており、関係者によると現時点で獲得は五分五分という。さらに、昨年のACLで浦和の優勝に貢献し、MVPを獲得した元日本代表FW永井雄一郎(29)の周辺調査にも乗り出している。