コンサドーレ札幌トップチームの弟分にビッグなお年玉!?

 全日本ユース(U-15)選手権で4強まで勝ち進んでいる札幌ユースU-15が優勝した場合、来年1月18日に札幌ドームで行われるファン感謝イベントで「祝賀会」の実施を検討していることが25日、分かった。報告会やミニパレードなどでお披露目するプランが浮上。クラブ初の“日本一”の快挙をたたえるイベントになりそうだ。チームは27日の準決勝(東京・西が丘サッカー場)で新潟ジュニアユースと対戦する。

 お金ではないビッグな「お年玉」が用意される。札幌ユースU-15が全日本ユース(U-15)選手権を制覇した場合、来年1月18日に行われるファン感謝イベント「コンサドーレ札幌キックオフ2009」に特別参加するプランが浮上した。クラブ関係者はこの日、「優勝したら、何かしてあげたいと考えています。18日に参加させることも1つだと思います」と明かした。

 ファン感謝イベントでは例年、選手、スタッフら来季J2で戦う新体制がサポーターにお披露目されるが、将来の札幌を担う若者たちも壇上で紹介することになりそうだ。札幌ユースU-15の名塚善寛監督やコーチ陣、選手らが会場のステージで優勝を報告。またミニパレードなど、サポーターと喜びを分かち合うイベントも検討している。

 優勝すればクラブ史上初、悲願の“日本一”となる。トップチームはJFL優勝、J2優勝は2度あるが、J1など最高峰の大会で優勝はない。札幌ユースU-18は01年日本クラブユース選手権、05年全日本ユース選手権(U-18)で準優勝、同U-15は02、03年全日本ユース選手権(U-15)で準優勝したのが最高。クラブ関係者は「制覇すると、札幌全体にとって大きな財産になる」と話す。

 初優勝まで、あと2勝に迫る。準決勝は27日、新潟ジュニアユースと対戦する。勝ち進めば、決勝は29日に国立競技場で開催される。クラブにとって、今季はJ2降格など厳しいシーズンとなったが、弟分の中学生たちが最後に明るい話題を提供する。