<練習試合:磐田4-2愛媛>◇14日◇鴨池陸上競技場

 J1磐田FW前田遼一(27)が、J2愛媛戦で2得点を決めた。鹿児島キャンプ初の練習試合で、7日の静岡産大戦に続き2戦連続ゴール。エースらしく高い決定力を見せ、4年ぶりの開幕戦出場まで、ゴールを量産していく。

 決しておごりはしない。60分間で2得点。前田は高い決定力を見せ、エースとしての仕事をやり遂げながらも「1点目はジウ(FWジウシーニョ)のおかげ。(MF)西君がスピードアップしてくれて、それについていこうと思った」と、仲間をたたえた。

 前線で愚直に動き回り、チャンスをうかがっていた。主力組が出場した1試合目の前半21分、右サイドを突破したジウシーニョの右クロスを頭で合わせて先制ゴール。後半23分には、CKからのこぼれ球を左足でシュートし、ボールは相手に当たりながらゴールに吸い込まれていった。

 キャンプ直前の静岡産大戦の45分間と合わせて、105分間で3得点。35分間に1得点のハイペースでゴール量産中。それでも前田の口から出てくる言葉は「まだまだ全然動けていない」と、反省の弁ばかりだ。

 指揮官からの信頼は、十分に得ている。柳下監督は「攻撃を組み立て直すたび、あれだけ動き直していれば、疲れるのは当たり前。あとは公式戦で力を発揮してくれれば。本人も『やらなきゃ』という気持ちでやっている」と、チームのエースへ期待を込めた。

 4年ぶりの開幕戦出場が見えてきた。昨季、右ひざ半月板損傷で前半戦をほとんど棒に振るなど、最近3年は開幕のピッチに立っていない。前田不在の影響か、チームも3年連続開幕戦勝利なし。今季始動後も常々言い続けてきたことは「まだまだ(開幕まで)先は長いですよ」。気持ちに焦りがないから、勝手に結果がついてくる。開幕まであと3週間。決して長くはない。【栗田成芳】