神戸DF宮本恒靖(32)が19日、ボクシングWBC世界バンタム級王者長谷川穂積(28)に共闘エールを送った。神戸市内の練習場にチームの激励に訪れた長谷川と初対面。主将としてあいさつした宮本は「まずリーグ開幕戦が3月8日にあるので、景気づけに勝ちます」。開幕京都戦(西京極)の4日後の12日に長谷川が8度目の防衛戦を迎えるとあって、勝利を誓った。さらに「今は経済的に明るくないので、スポーツでお互いにいい話題が提供できたら」と神戸を拠点とする同士として呼びかけた。

 ボクシングはたまにテレビで見る程度というが、サッカーとの共通点はあるという。「心理面の駆け引きとか、サッカーのゲームの流れに似たものがある。参考になる」。長谷川の印象については「目が鋭いと感じた」。12日のV8戦は日程の都合上、会場には行けないが「テレビでしっかり応援したい。そのあとのホームの開幕戦(14日、対川崎F)に気持ちをつなげたい」と宮本。王者の激励を受けたツネ様が、気持ちを新たにしてチームをけん引する。【大池和幸】