背番号「10」の真価を見せつける時が訪れた。サンフレッチェ広島は7日、敵地・日産スタジアムで開幕横浜戦を迎える。2年ぶりとなるJ1の舞台。横浜とは通算9勝23敗2分けと分が悪い。だが、3-4-2-1布陣のトップ下で先発濃厚のMF柏木陽介(21)は「最近は練習でもシュートが入っている。点が取れそうな気がする」と開幕弾の予感を口にした。

 同じ轍(てつ)は踏まなかった。オフ期間の調整不足により、負傷に泣いた昨季とは違う。今季はFW佐藤寿、DF槙野らとのグアム自主トレから始まり、キャンプでも好調を維持した。神奈川県内での前日練習後には「万全の状態です」と言い切った。代表レベルの横浜守備陣を切り裂くイメージも既に出来上がっている。「(DF中沢などの)強い当たりをうまくかわし、周囲を使ってゴールを脅かす」。

 サンフレは現在J1通算198勝238敗44分け。記念の“200勝”を15日のホーム開幕大宮戦で祝うためには、白星発進が絶対条件だ。J1昇格決定直後に「J1で驚かせたい」と誓った紫の10番が、まずは横浜のゴールネットを揺らすつもりだ。【佐藤貴洋】