浦和練習場で鉄製門倒れサポーター骨折
浦和のサポーターが重軽傷を負う事故が発生した。22日午前11時15分ごろ、さいたま市浦和区にある浦和の練習場「さいたま市大原サッカー場」で、鉄製の門扉の1枚が強風で突然倒れた。門扉越しに練習を見ていた同市内の男性会社員(37)が下敷きになり、右足骨折などで全治3カ月の重傷を負った。また、同市内の女子学生(21)が頸椎(けいつい)ねんざなどで全治2週間と診断された。クラブは事故の原因となった門扉の使用をすぐに取りやめ、再発防止のための対策を講じるとした。
選手たちがミニゲームをしているすぐ横で、事故は起こった。午前11時15分ごろ、大原サッカー場の北東に位置する鉄製の門扉の1枚が、強風のために突然倒れた。見学していた男性会社員が下敷きになり、女性1人は門扉に接触し、転倒。同23分に救急車が到着し、2人は救急隊の手当てを受け、さいたま市内の病院に搬送された。
事故当時は約250人のサポーターが練習を見学中で、敷地外の門扉の前には10人ほどいた。21日の磐田戦に先発したメンバーが、マウンテンバイクによるクールダウンを行うため、同10時半過ぎに門扉からグラウンドの外に出ていたが、この時、門扉は開いていた。同11時過ぎに選手が戻り、クラブスタッフが閉めていた。
アメダス埼玉によるとこの日は、同時刻ごろにさいたま市内で最大瞬間風速15・3メートルを記録したほど、強い風が吹いていた。門扉の前にいた女性サポーターは「フワッと浮いて、倒れてきた。まさかこの門が倒れるとは…」と、驚きの表情で振り返った。鉄製の門扉は大原サッカー場が完成した93年5月からあるもので、高さ295センチ、横277センチ。2本のレールの上を横に移動させて開閉するもので、重さは150キロあった。
負傷した女性は、後頭部の打撲と頸椎(けいつい)ねんざで全治2週間と診断され、この日のうちに帰宅。下敷きになった男性は右足2カ所の骨折と、頭部の打撲で全治3カ月と診断され、そのまま入院した。2人ともCTスキャンによる検査では異常はなかった。
浦和署は事故の原因を強風とみている。クラブは、この日の夕方に門扉の使用を取りやめ、代わりにフェンスを設置。今後、施設の安全点検を行っていくという。今回の事故に対し、藤口光紀社長は「ケガをされた方々に深くおわび申し上げるとともに、一刻も早い回復を心からお祈りいたします。早急に事故の原因究明をし、再発防止に向けて対策を講じます」とクラブを通じてコメントした。
[2009年3月23日8時15分 紙面から]
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