浦和のルーキーFW原口元気(18)が8日、報道陣への取材対応を「自主規制」する考えを示した。連戦の疲労もあって調子が下降気味で、前節柏戦は前半45分間のみで交代。この日、さいたま市内での練習後「サッカーに集中したいし、それを優先したい。(記事を)書かれて調子が悪くなったわけではないのですが、しばらくは話せないかなと思います」と報道陣に異例のお願いをした。

 柏戦後の会見でフィンケ監督が「若い選手が毎日のようにメディアに出てしまうのはよくない。悪影響を与える可能性が十分ある」と言及。フライブルク時代に10代選手のメディア露出を制限した例を挙げるなど、原口に過度の重圧が及ばないか懸念していた。この日、同監督、広報部とともに協議した信藤チームダイレクターは「(メディアが)期待感を持っているのはありがたいが、原口は自分を見つめなければならない時期で、勘違いするようなことがあってはいけないと思う」と理解を求めた。