コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(51)が「アメとムチ」の映像作戦に打って出た。13日、札幌ドームのサブグラウンド横の施設でミーティングを実施し、今季の20失点と21得点の全映像を流した。

 守備陣には厳しい「ムチ」になった。セットプレー、クロスボールなど、状況別に失点シーンをすべて流した。その上で10日のアウェー徳島戦でも2失点したラスト30分からの失点について、指揮官が厳しく指導した。DF西嶋は「いい気持ちはしなかったですが、反省はしないといけない」と気を引き締めた。

 ただ「アメ」の部分も忘れなかった。第1節から順番に、今季のゴール映像を見せた。石崎監督は「最後に得点集を見せて、明るくしておいた」と話した。チームの士気を高め、16日のホーム岐阜戦で、8戦連続不敗記録を「9」へと伸ばしにいく。