「G大阪キラー」のJ1清水MF枝村匠馬(22)がトップ下で先発出場する。11日のG大阪戦(午後7時30分、万博)に向け10日、非公開で約1時間の最終調整を行った。最近のG大阪戦で3戦5発と、絶対的な相性の良さを持つ枝村は「去年は去年。(G大阪の)イメージは全然違う」と、しながらも「得点を期待されているというのは感じる。もっとシュートを狙っていきたい」と意気込んだ。

 今季は、ボランチやサイドMFでの出場が多かったが、今回はより攻撃的なトップ下での出場になる。「相手のプレスは前にいくことできつくなる。その中でも2トップとの距離を意識しながら、常に視野に入れておきたい」と、イメージを膨らませた。昨年は公式戦で13得点をマークしているが、今季はここまで3得点にとどまっている。「得点だけが仕事じゃないけど、それが何よりも分かりやすい結果だと思う」と、枝村らしくクールにゴール宣言をした。【為田聡史】