鹿島の大東和美社長(60)は、「不可抗力という面はあるが、2試合開催することを理解してほしい。Jリーグと相談し、クラブ内で話を詰めたい」と、運営費の補てんを求める可能性も含め、早急に調整を進める意向を示した。今後はチケット払い戻しの問題や、再開する試合の観戦希望者が出る可能性など、さまざまな状況が考えられるが、「新しい試合としてチケットを売ることはない。中断の続きをやるのだから、半券のある方に入場していただく」と話した。

 今回は中断後に、規約と試合実施要項のズレが問題となったうえ、どういう状況なら中止などいった基準が不明確で混乱した。大東社長は「具体的な話は出ていないが、規約や試合実施要項を整備すべき、という話が多く出た。私はJリーグの理事だが、クラブの実行委員という立場でも、一緒に話していかないと」と、ルールの整備に前向きな姿勢を見せた。