J1清水の日本代表GK山本海人(24)が同代表FW岡崎慎司(23)DF岩下敬輔(23)とともに15日、チーム練習に合流した。次節大分戦(18日、九石ド)は山本海にとって、相手GK西川周作(23)との「日本代表対決」となる。北京五輪代表時代からの戦友との直接対決を制し、日本代表定着に向けてもアピールする。

 山本海が悔しさを大分戦にぶつける。初招集された日本代表合宿(6~14日)では、香港戦と親善試合2試合でGK陣で唯一、出番がなく不完全燃焼に終わった。「まずは参加できたことに意義がある」と前向きに話したが、心中は穏やかではない。「代表で、あいつが出て完封した。ちゃんと見返してやりたい」と、香港戦で代表デビューを果たした大分GK西川に対し闘志をむき出しにした。

 代表ではライバルに先を越されたが、チームに戻れば立場は逆転する。首位に立つ清水に対し、大分は最下位に低迷。次節の結果次第では、早くもJ2降格が決まる。「向こうは負けたら終わり。自分たちは、上に行くためには絶対に勝たないといけない試合。突き落とすつもりで戦う」と、悲願のリーグ優勝のためにも“逆襲”を誓った。

 練習を見守った浦上GKコーチも「刺激がある方が試合に集中できる。『引導を渡してやる』って言ってましたよ」と、ライバルGK対決を歓迎した。「代表で試合に出られなかったことより、もう1度呼ばれるためにどうするかが大事」と山本海。ライバルを倒すことが、その近道になる。【為田聡史】