J2仙台DF木谷公亮(31)が18日のアウェー鳥栖戦(佐賀)でリーグ戦に今季初先発し、センターバックのエリゼウと初タッグを組む。10日の天皇杯2回戦(対ツエーゲン金沢)はDF渡辺と組み、今季加入したエリゼウとのコンビは未経験。今週は手倉森監督から直接指導を受けるなど、2人の連係チェックに多くの時間を割いた。

 新相棒を迎えるエリゼウは「正直、今季の全試合で組んだ(渡辺)広大の方が慣れているけど(木谷)公亮の能力は高いし、コンビネーションはいい」と好感触。木谷も「エリゼウの強さは見ての通り。この3日間で一緒にやる手応えをつかんだ」と話した。手倉森監督からは「お互いに歩み寄ってくれれば。木谷は経験あるし、心配していない」と評価されている。

 リーグ初先発の一戦。くしくも、リベンジの舞台になる。昨年11月30日のアウェー鳥栖戦。木谷はフル出場したが、1-4で惨敗。それ以来1度もリーグ戦に出ていない。木谷は「リベンジより、チームの流れに乗りたい」と冷静だが、出番を失うきっかけとなった相手。借りを返す。

 10日の金沢戦では前半2分に前歯を折りながらフル出場した。「今季はずっと控え組で仙台に残ってた。その代表として、オレがしくじるわけにはいかない」と木谷。先発昇格へ闘志を燃やした。【木下淳】