モンテディオのJ1残留を、オレが決める!

 J1山形FW長谷川悠(22)が4日、アウェーで臨む8日鹿島戦でのゴールを誓った。勝てば、同日に行われる16位柏の結果を問わず、残留が決まる大一番。「注目される試合でゴールできれば、個人的にも成長できる」というエースが、鹿島から勝ち点3を奪い取る。

 ここまで今季10得点を挙げたエースの脳裏に強く焼きつくのが、4月25日の鹿島戦(1△1)で決めた同点弾だ。「(昨季の)王者相手にゴールできて、J1でやれる自信がついた」と長谷川は明かす。昇格の勢いで決めた開幕磐田戦での2ゴール以上に、初めてのJ1で戦う支えになった。

 「優勝争いをする鹿島からゴールすれば、来年に向けても大きな自信になる」と長谷川。前回の鹿島は、アジア・チャンピオンズリーグ予選などの過密日程疲れと、累積警告でMF小笠原が欠場しベストの状態ではなかったことを、長谷川も承知している。本気の鹿島に挑み、残留決定弾を奪うつもりだ。この日も居残りでDFを背負い、シュートまでの動作を入念に確認した長谷川。「強い相手なので、組織でしっかり戦って、チャンスを決めたい」と、感覚に磨きをかけた。【山崎安昭】