日本協会の犬飼基昭会長(67)が20日、浦和を痛烈に批判した。東京・本郷のJFAハウスで行われたNACK5「FUN!FUN!SOCCER!!」の収録で、浦和について「クラブとして方針をきちっと言わなければ、選手も契約できない。選手はプロでも、フロントがプロじゃない」と発言。「勝てとも言わないし、どんなサッカーをやれとも言わない」と、かつて社長を務めたクラブに怒りをぶつけた。

 収録後も収まらず、怒りの矛先は浦和の橋本社長に向けられた。「どういうサッカーをやるかは、社長が監督との話し合いで決めるもの」と、方向性の見えないチームを批判。「(橋本社長が)サッカーの素人ですからというけれど、それでよく社長を引き受けたなあと思う」と、強烈に言い放った。他クラブに対しても同様で「フロントには1人もプロがいない」と、厳しい口調で話していた。