J1磐田のDF大井健太郎(25)が、次節広島戦(28日)で約3カ月ぶりに先発復帰を果たす。DF茶野が累積警告で残り2試合出場停止。24日の練習では、代わってミニゲームの主力組としてプレーした大井が「使ってもらえたらあとのことを考えずに目の前の試合に集中したい」と、8月22日の清水戦以来の先発出場に意欲を示した。

 ホーム最終戦となる次節は、藤枝東の大先輩FW中山のベンチ入りが濃厚だ。中山がベンチに入った10月25日の名古屋戦で、大井は3-0の場面から途中出場。だが、自身のオウンゴールと同点弾となるPKを献上。結果的にJ1最年長出場のかかる中山の出場機会を奪ってしまう形になった。「自分のせいで勝ち試合を引き分けた。何を言っていいか難しいですが、次に中山さんと一緒に出られれば素晴らしい」。失点を封じ大先輩の舞台を整える覚悟だ。【栗田成芳】