コンサドーレ札幌が、獲得交渉中の元日本代表FW中山雅史(42)加入に備え、トレーナー陣による「ゴンシフト」を築く。チーフトレーナーの佐川和寛氏(33)が準専属となり、スケジュール次第では他のトレーナーが持ち回りでカバーし、体調管理をサポートする。具体的なシフトは今後クラブ内で詰めながら、中山側が求めているメディカル部門の質に、より磨きをかける。
札幌が綿密なトレーナー陣の連携で、42歳中山の体調管理をバックアップする。クラブ関係者は「完全に(佐川トレーナーを)専属にはできないが、ある程度そのような流れにはなるだろう」と加入した場合の方向性を示した。ゴン入りを見据え、フィジカル部門の“特別シフト”計画を進めていく。
チーフでもある佐川トレーナーは、チーム全体のコンディションを確認しなければならないため、フルタイムの対応は厳しい。だが原則、“準ゴン番”としてマッサージなどに携わっていくことが濃厚だ。状況に応じて他の2人のトレーナーと交代しながら、中山の肉体を常に万全な状態に保っていく。
来年43歳を迎え、プロサッカー人生16年で多くの古傷を抱える中山は、移籍先の条件として医療面の充実を最優先に考えている。磐田の退団決定後にも「サッカーへの情熱がなくなることはない。だけど医療面での不安は正直ある」と話している。Jリーグ現役最年長のFW三浦知(42=横浜FC)は、トレーナーと個人契約して体調管理につなげているが、中山に専属トレーナーはいない。それでも磐田時代は練習後数時間、クラブのトレーナーに徹底したマッサージを受けることを日課とし、大きなケガを免れてきた。
札幌としてはメディカルスタッフや、充実した設備をアピールしての獲得交渉となるだけに、入念な下準備が不可欠。今回の“ゴンシフト”も、クラブ側の誠意の表れでもある。万全の受け入れ態勢で、サッカー界のカリスマを迎え入れる構えだ。




