C大阪が「森島監督誕生3カ年計画」を実施する。元日本代表MFでクラブのアンバサダーを務める森島寛晃氏(37)が今年中に日本協会公認のB級ライセンス取得を目指すことが10日、分かった。森島氏は「将来セレッソの監督をやりたい」と宣言しており、クラブの全面支援を受け、監督への道を本格的に歩みだす。

 森島氏は原因不明の首痛が完治せず08年に引退。昨季はアンバサダーとして主に広報活動を行った。06年にC級を取得。今年からはイベント参加を少し控え、指導者としての資格取得を優先させる。クラブ側は1年ごとにB、A、S級と取得し、最短で13年の「森島監督誕生」というビジョンを描いている。C大阪関係者は「森島にはできるだけ早く監督になってほしい。クラブとしての悲願です」と期待した。

 現役時代は「最も腰の低いJリーガー」と言われたが「自分は監督に向いていない性格と言われるけど、そんなことはない」と言い切る。広島・大河FCの先輩である木村和司氏が今季横浜の監督に就任したことにも刺激を受け「自分も早くJで指揮を執りたい」と意気込んでいる。