右脛骨(けいこつ)骨折の重傷を負ったJ1磐田GK川口能活(34)が2日、負傷後初のジャンプ練習を行った。低いハードルながら、悠々と越える高さでジャンプを繰り返した。着地こそ両足だが、右足で踏み切れるところまで回復。川口は「焦らずじっくりやって、順調にここまでこれた。GKなので跳べないとね。徐々に高さを上げていきながら、メニューを進めていきたい」と、充実感を口にした。

 昨年9月に負傷し、全治5~6カ月と診断を受け絶望視されていた今季開幕戦出場に、再び大きく前進した。この日の午後受けた検査結果次第では、3日以降さらにペースが上がる可能性は十分にある。開幕まであと1カ月。「痛みやリバウンドはない。はれもなくなった。目標は当然開幕戦になる。次はボールが蹴るところまで進められればいい」と、次なる課題を挙げていた。【栗田成芳】