モンテディオに、新たな役職が誕生する!?

 J1山形MF古橋達弥(29)が2月28日、小林監督から“親分”に指名された。同監督は、昨季までの、きまじめなチームカラーを打破するような「勝ち気で怒鳴るやつが必要」と説明。古橋も「言うことを言わないと強くならない」と引き受ける構えだ。

 山形にいなかった、ピッチ内の「しかり役」を、小林監督が古橋に託した。

 小林監督

 去年はJ1で初めてだったから、監督がギャーギャー言って、それを静かに選手がやって「まじめに頑張るチーム」って言われたけど、今年も同じだと周りから「バカなチームか」って言われる。ピッチの中で、ビシッと締めるやつがおらんと。

 在籍2年目となり、遠慮は無用となった古橋も「ケンカになっても、その後で話し合って長引かせなければいい」と指揮官の意図をくんだ。C大阪時代に、元日本代表のMF森島、FW西沢らがピッチ上で激論を交わす場面を何度も経験し、立ち回り方も分かっている。普段は控えめな古橋の一喝は、絶大なインパクトを与えるはずだ。【山崎安昭】