モンテディオが得点力不足を解消したことを、6日のJ開幕(対湘南)で証明してみせる!

 宮崎でキャンプ中のJ1山形は3日、開幕間近にもかかわらず、午前トレ(9時半開始)で約2時間半のハードトレ。徹底的に攻撃面の連係確認をした。全体練習後、ほぼ全員が居残りでキックの感触を確かめた。練習場から選手の姿がなくなったのは、午後1時をすぎていた。

 小林伸二監督(49)は「少しずつ、攻撃の形ができてきた」と、納得の表情を見せた。新入団選手が8人入り呼吸が合わず、これまでパスワークがスムーズにいかなかった。だが、この日は4色のビブスを使い、色ごとに異なるタッチ制限を加えて複雑化させても、ボールも人も動く。指揮官は「開幕の前に、新しい選手が(チームに)なじんだ」と、目を細めた。

 サイド攻撃が生命線で、そこを止められると手も足も出せなかった昨季。今季はFW田代、MF増田といった、中央で起点となれる選手を獲得した。攻撃陣のキープ力も上がったため、最後方からの攻撃参加回数も格段に増えるはず。「みんな、前を向いて(ゴール方向を見て)動けてる」と、指揮官はチームの進化に手ごたえを見せる。あとはゴールを奪い、湘南に勝利するだけだ。【山崎安昭】