13日、アウェーで新潟(東北電ス=午後2時)と対戦するJ1磐田は完全非公開で紅白戦を行い、今季初白星を目指した。
柳下正明監督(50)が、初めて「カーテン」を引いた。13日の新潟戦に向け11日の練習は、完全非公開で行われた。一般的に非公開にする場合、相手チームへの情報漏えい対策として行われるが、同監督の意図は違う。試合2日前に、選手のメンタル面を配慮したためだ。「1週間に1回、頭の中をサッカーだけにして、試合前日はそれぞれのコンディションに合わせて準備していく」と説明した。
昨季就任後から初めてで、前回指揮を執った03年にもなかった措置。この日は、紅白戦を計30分ほど行い、次節復帰が濃厚なFW前田遼一(28)を中心に、ベスト布陣で入念にチェックしたようだ。指揮官は「隠すものは何もない」と話したが、「新潟は前へ出てくるだろうから、最初はゲームが落ち着く感じにはならないだろう」と新潟を分析。十分な対策でイメージはできあがっている。
指揮官の配慮のおかげか、カメラ撮影のため許可された練習終盤、MF那須、DF加賀、イ・ガンジンの3人で、守備の連係を確認するなど、集中モードに入っていた。「チームを成熟させ、精度を上げることで、結果へとつなげたい」と那須は言う。気持ちを高め、今季初勝利をたぐり寄せる。【栗田成芳】



