G大阪西野朗監督(54)が「造反劇」を起こしたFWペドロ・ジュニオール(23)の追放を宣言した。ACLシンガポールAF戦(アウェー)から帰国した24日に大阪・万博練習場で「自分の信念で彼(ペドロ)を交代させた。それに対しユニホームを投げつけた。もう使う気はない」と発言した。

 遠征メンバーから外されたペドロはこの日、山本浩靖強化部長(51)と20日の新潟戦での造反行為について話し合った。クラブは罰則として28日リーグ仙台戦(万博)と31日ACLシンガポールAF戦(万博)と直近の公式戦2試合の出場停止処分を決めた。山本強化部長は「(ペドロは)すごく反省していた。監督、選手、サポーターに謝りたいと言っている。(すぐに)退団することはない」と説明。同強化部長によれば、26日の練習前にも監督に謝罪する意思があるという。だが、西野監督は「謝って済む問題でもない」と歩み寄る姿勢はなく、試合に出場できない状態が続けば退団の可能性もある。