<J2:北九州0-0甲府>◇第16節◇6日◇本城

 北九州は2位甲府と引き分けた。中盤を厚くする新システムを採用しボール支配を試みたが、課題の得点力不足解消につながらず。3戦ぶりに勝ち点1を加えたが、13試合連続未勝利となった。福岡は栃木を2-1で破り4連勝、順位を4位に上げた。大分は東京Vと1-1で引き分けた。

 北九州はFW池元友樹(25)を1トップに据え、2列目に3人を配す4-5-1の新システム採用も、得点には結びつかなかった。前節鳥栖戦で今季初のチーム2得点を記録し「得点力不足解消」が期待されたが、この日はスコアレスドロー。無得点は10戦目だ。与那城ジョージ監督(59)が「システム変更に迷わず、いい試合ができた」と話したように、ボール支配からの連続攻撃は見られた。この日、勝ち点1を加えたものの、通算得点は岡山と並んでリーグワーストの7得点。MF佐野裕哉主将(28)は「決定的な場面を作っても、点が取れていないので最後あわてている。プレッシャーになっているのもある」と険しかった。