4年後は攻撃で世界を圧倒しろ!

 G大阪の西野朗監督(55)が11日、愛弟子のW杯日本代表MF遠藤保仁(30)に対し、14年W杯ブラジル大会では攻撃で世界を驚かせることを期待した。「ヤット(遠藤)自身は納得していないと思うよ。FKという伝家の宝刀を抜いたけど、守備に回る時間が長かった。世界の壁を感じているはず」と話した。

 遠藤は4試合フル出場したW杯後、休養していたが12日にも別メニューで始動する予定。監督は電話で遠藤と話し「すべてはヤットに任せるよ」とオレ流調整を容認した。リーグ再開となる14日京都戦(万博)は欠場の方向で、18日の浦和戦(万博)から復帰する可能性が高い。

 「周りは何となく大きな評価を与えると思うけど、冷静に試合を振り返ってどうか。結果だけじゃダメ。世界を相手に流れの中でどういうプレーをするのかが大事」と西野監督。日本の心臓は、オレ流で調整。そして、守備重視の岡田ジャパンから超攻撃のG大阪へシフトチェンジする。【奈島宏樹】