神戸が日本代表の岡田武史監督(53)招聘(しょうへい)に興味を示していることが21日、分かった。昨年末から三木谷会長が岡田監督と都内で会食を重ねており、親交が深い。水面下で調査を続け、来季以降、監督就任への可能性を探っていた。Jリーグ関係者は「神戸は岡田監督の手腕に注目していた。将来的に招聘へ動く可能性はある」と説明した。

 だが、W杯16強へ進出し岡田監督の“価値”が急騰したことが、かえってネックだ。神戸は昨年比で約5億円の予算を縮小。高額な年俸が障害となる。同関係者は「岡田監督を呼ぶには、神戸が強くなって観客動員を増やすことが必要。いずれにせよ、クラブの強固な組織づくりが急務」と話した。

 また京都の稲盛名誉会長も岡田監督と親交が深い。岡田監督が早大の先輩、加藤監督を京都に紹介した経緯もあり、将来的に監督候補として浮上する可能性もある。