浦和が22日、サポーターの観戦マナー向上を目指すプロジェクトを立ち上げた。ホームでのリーグ再開初戦となる24日広島戦(埼玉)を前に(1)差別発言(2)暴力行為(3)ピッチ等への物の投げ込み(4)器物損壊(5)立ち入り禁止エリアへの侵入(6)観客席内での喫煙を「重点禁止6項目」として設定するなど、主催試合の運営規定を見直し。国連機関とも連携して、人権擁護の啓発イベントを実施する。

 浦和は、5月15日の仙台戦(宮城ス)で一部サポーターの(1)~(5)の行為により、Jリーグから制裁金500万円を科された。橋本社長は「ただ禁止事項を設けるのではなく、啓発活動を通して多くの方にご理解いただくことが大事」という。W杯南アフリカ大会準々決勝で試合前に両チームの主将が行った人種差別反対宣言などをモデルに、選手参加型の活動も検討している。