なめたらあかん!

 コンサドーレ札幌は5日、天皇杯2回戦で東北リーグ所属のグルージャ盛岡(岩手)と対戦する。カテゴリーでは2つ下の相手だが、札幌もリーグ戦では最近3戦1分け2敗と結果が出ていない。直前調整となった4日は紅白戦後にPK練習を取り入れるなど最悪のケースも想定。難しい一発勝負の初戦を切り抜けるため慎重な準備を整えた。

 余計なプライドは一切、捨てた。この日のチームメニュー後、練習に参加した選手全員でのPK練習が実施された。「何をそこまでと言うかもしれないが、最高の準備はしておかないといけない。勝負は何が起こるか分からないから」と石崎信弘監督(52)。毎年、天皇杯で起こる下部クラブの“Jクラブ食い”を避けるため、入念な直前調整となった。

 頂点を知る男でさえ警戒するのが天皇杯初戦だ。01年に清水で優勝を経験したMF高木は「なめてかかると食われる。相手をリスペクトして挑戦者という気持ちを持って戦うことが大事」と言った。昨年の2回戦はJ1浦和が北信越1部の松本山雅に0-2と歴史的敗戦を喫した。わずかな気の緩みが命取りとなるだけに実戦さながらのメニューで緊張感を高めた。

 12位と低迷するリーグ戦につなぐためにも結果がほしいところ。FW中山は「迷い?

 それは上等なチームがすること。今必要なのは自分たちの実力を知ること。相手がどこでも勝って新たなきっかけにしていくことが大事」と話した。03年に磐田で優勝を経験した43歳も考えは同じ。今の札幌には、どんな状況でもゴールへと突き進む貪欲(どんよく)な姿勢が求められている。【永野高輔】