自主性で沈滞ムードを一掃する。コンサドーレ札幌は8日、札幌・宮の沢で戦術練習などを行った。10対10の戦術練習では、主力組が押し込まれるシーンを連発。終了後に主力組10人が自主的に集まり、約20分間の話し合いが持たれた。流れが悪くなると、呼び戻せない弱点について意見を出し合い討論。W杯直前に選手間で意見を出し合い復活した日本代表同様、選手主体で改善策を考え、巻き返しを図る。
この日の戦術練習は中盤でミスを連発し、奪われては攻められる場面が繰り返された。ミーティングの発起人となった主将のDF石川直樹(24)は「流れが悪いときにどうするか。細かい部分で個々の意見が違っていた。それを1つにまとめたかった」と話した。押し込まれた際、とりあえず大きく蹴り出すことも一策。そして敵陣で時間をつくりながら流れを呼び込むなど、さまざまな共通戦術を自主的に決めたことに意義があった。
石崎監督も「今までは悪いままで終わっていた。自分たちで話し合って考えるのはいいこと」と遠くから見守った。W杯南アフリカ大会で決勝トーナメント進出を果たした日本代表も、直前の強化試合で結果が出ずスイス合宿開始直後に主将のGK川口が中心となり話し合いを持った。言い合うことで、言った当人の責任感も芽生える。札幌も1人1人が意識改革して真のチーム力アップにつなげる。【永野高輔】



