日本サッカー協会は9月30日、アルゼンチン戦(8日、埼玉)韓国戦(12日、ソウル)に向けた代表25人を発表した。

 MF関口訓充(24)の代表選出にクラブも沸いた。同じ04年に仙台入りした手倉森誠監督(42)は「生え抜き代表を育てるのが夢でもあったし、仙台にとって大きいこと」と祝福。「代表選手の意識を持ち帰って仙台に落とし込んでほしい」と期待した。関口をスカウトした丹治強化部長も「梁に続き、生え抜きが代表に上り詰めたのは正直うれしい。『天皇杯みたいに退場するんじゃないぞ』って言っといた」と喜んだ。

 A代表経験のあるFW平瀬は「オレの時はカズさんやゴン中山さん、名波さんがいた。今回も海外組とか豪華だけど、話すだけで気付くことは多い」とエールを送った。練習後は関口と談笑し「『スーツケースは何がいいですかね?』って聞いてきたから『ヴィトンはやめとけ、ハリキリすぎがバレて恥ずかしいから』って言った」と明かした。1歳下のDF渡辺も「極端に言えば、練習でセキさんを止めれば代表ってこと。ライバル心を持つことで自分も成長できれば」と刺激を受けていた。【木下淳】