名古屋のU-22(22歳以下)日本代表のFW永井謙佑(21=福岡大)が、プロでは「頭」も駆使して得点を量産する。22日、愛知・豊田市内での新加入会見に臨み、背番号18のユニホーム姿を初披露。「まずはJリーグで得点を挙げられるように。一番最初に出た試合で(DFラインの)裏に抜け決めたい」と自信を口にした。「頭」とはヘディングではなく「頭脳」。50メートル5秒8の快足が武器で、福岡大の卒業論文では、恵まれた能力を最大限に生かすための研究をまとめ、20日に提出してきた。「W杯のゴールシーンとかを研究しました。特に(オランダ代表の)ロッベンを集中的に扱いました」。これがプロでゴールを奪うための、大きな武器となる。

 横浜とのJ開幕戦が行われる3月5日は22歳の誕生日。「神様が頑張れと言っているのかな」と笑う“持ってる男”。会見にはテレビカメラ10台、総勢約100人もの報道陣が詰めかけた。08年ストイコビッチ監督の就任会見並みで、05年MF本田圭佑の会見をもしのぐ盛り上がり。U-22の中東遠征後に合流し本格スタートを切る。【八反誠】