鹿島MF柴崎岳(18)が次世代の背番号10を約束された。4日、茨城・カシマスタジアムで行われた新人披露会見に出席。今季は20番だが、井畑社長は「将来、2を取った10を付けてほしいと期待を込めた」と意図を明かした。鹿島には10番を付けて今季で10年目を迎えるMF本山がいる。柴崎は「本山選手にはピッチ内外でいい印象を持っている。見本にしたい」と話した。

 「プラチナ世代」の旗手として、青森山田高2年時に鹿島と仮契約した。常勝軍団の屋台骨を形成する本山、MF小笠原、MF中田の「黄金世代」も、実力に太鼓判を押す逸材。本山は「可能性は無限大。ぼくがビスマルクやジョルジーニョから学んだように吸収してほしい。学べというより、追い越してほしい」と10番の後継者として期待した。ジーコ氏から引き継がれる「鹿島の10番」候補が、いよいよプロの道をスタートさせる。